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瞑想するだけで悟ることはないということは、学生時代に感じました。



瞑想で得るものは、体験であって、悟りには問題設定が必要になります。問題設定とは、

「宇宙と同一である自己」

を知ることです。



神秘体験を求めがちな瞑想実践者は、体験に溺れます。



オウム真理教は悟りを体験に求め過ぎました。




我々は普段、心がせわしなく動いている状態で、この心の動きを静めるのが瞑想です。
心が生む観念により、我々は自然の本質である魂から遠ざけられます。



悟りを得る状態を作るのに瞑想が必要で、瞑想で得られる無心は悟りとは違うものでしょう。ただの無心ならば、赤子と同じになります。



無為から有為に至り無為に戻る。



哲学者ヘーゲルは事物の分化発展に否定の働きを導入しましたが、人間は嫌なことや苦しみを介して本質に近付いていきます。




宇宙意志は自らを認識する為に自らを対象化し、遠ざけて認識できる対象として魂を措定した。


というのが昔からの神秘主義の思想構造です。



すぐに魂が宇宙意志に戻ることができ、回収されるならば人間に自由意志はないことになります。


宇宙意志に還ることも選択として与えられる自由な状態なので、宇宙意志を認識することができます。



宇宙意志は自らの法則を明らかにしたいんですね。


人間は好き勝手やり、困難にぶつかり、そこから一部の人間が魂の探究に向かい始めます。





スクールでは10月からの生徒さん募集です。

日時は参加者の希望で月曜、木曜、土曜で合わせることができますが、今は毎週木曜14時半から17時半まで開催しています。見学可能。


募集クラスは、手技エッセンスのクラス(10月6日開始予定)
料金13万(分割可能)

内容:脊椎のリリース、脊柱管リリース、内臓リリース、四肢関節、頭蓋&脳リリース、膜緊張による検査とリリース、センタリング法


など全身を全12回3か月で修得していきます。手技オステオパシーがメインです。


6人以下の少人数で講師が直接手をとって伝えていきます。


かなり高度な内容も含むのですが、施術経験全くなしの参加者多数にも関わらず、何故か皆さんできてしまいます。
内臓や頭蓋のセミナーは単独で受けても一般的には高額で、全身との関連が掴みずらいですが、当方では全身同じように扱えるように修得していきます。


3か月のクラス終了後は月額13000円でアドバンスの内容をやっていきます。


BCSのガイダンスは随時募集しています。
内容は、精神、エネルギー、生化学、構造の基本カテゴリーへの対処です。
3時間 参加料2万円 月会費15000円(月1BCSセミナー無料)


場所 東横線自由が丘駅徒歩10分 目黒線奥沢駅徒歩3分


スクールHP
www.totaltherapy-school.com


連絡先
totaltherapy1462@gmail.com

代表タケジ


インドの聖者ラーマ・クリシュナは、鞭打たれる馬を見て痛がり、からだに鞭の跡が浮き出てきたといいます。



発狂前にニーチェは、カルロアルベルト広場にて、鞭打たれる馬に駆け寄り、止めてくれと泣き喚いたといいます。




これらは、ミラーリング、ミラーニューロンによる同調の極致でしょう。



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『敏感過ぎて困っている自分の対処法』




同調しやすく、他者から影響を受けやすい気質を



「highly sensitive person](HSP)


という言い方もあるようです。




HSPになりやすい人は心身の虐待だったり厳しい家だったりと、幼少期の家庭に問題があった場合なりやすいようですが、この本では生理学的な説明として、



不安、過緊張、恐怖によりコルチゾールやアドレナリンが出っぱなしになり、精神疾患と同じ脳の状態になるとしています。ストレスにさらされ続けると、早期警戒システム前帯状回皮質が過剰に働き、わずかな刺激にでも反応するようになるとのこと。



前帯状回皮質は自律神経系、催眠、慢性疲労症候群、自閉スペクトラムにも関係し、異常があれば様々な症状、障害をつくり出すようです。




私は普段から、場所や人、食品の不調和に敏感なのは生物的な危機回避能力だとよく言うのですが、本書ではHSPの人たちが他多数の人たちが気付かない不調和に気付くことで、人類の種は危機を回避してきたのではないかといいます。




センサーはしっかり機能しながらも影響を受けずにいるということは可能です。





対人関係においては、しっかりした仮面を作り、仮面越しに人とやり取りするということも大切です。




サラリーマンとしての存在、母親としての存在、人にはいろんな世界があり、仮面があることを、哲学者ハイデガーは「世界劇場」といいました。



人は誰でも仮面を持つものであり、仮面が無ければ外的世界との壁がなくなり、自分という輪郭もひどく曖昧になるでしょう。



壁がなくなり、自分の存在も曖昧であれば、一方的に影響を被ることになります。



また、苦しんだり助けを必要としている他人に同調しすぎる人は、それは他人の課題だと割り切った方がいいでしょう。アンパンマンも、顔を上げすぎるとバイキンマンには勝てなくなります。




杯が溢れかえった人が動くと、自然に助けを必要とする人へ注がれるのが、自然のシステムです。



自分の領分がしっかり認識できていれば、無防備に他人の問題に首を突っ込むこともないでしょう。





本書ではHSPの人の対処法として瞑想を薦めていますが、瞑想をするとすれば、調子が悪い時だけではなく、ある程度ルーティーン化し、瞑想している感触でその日の状態がわかり、調子がよくなさそうだと思った時はその日の労力を配分して事前に対応できるようになります。





太極拳は動的な瞑想のようなもので、からだも鍛錬されるので瞑想よりもお勧めです。



ある一定の他人に対して耐性が落ちているという現象は実際に見られます。

ある人物のことをイメージしてもらうと身体に歪みが生じ始めたり、特定の人物の名前を書いた紙を持ってもらうと身体の活力に抑制が働いたりします。

 



人間に限らず、何かに耐性が弱まっているということは場所、あらゆる物質にまで及びます。

ある対象へ耐性が弱まっているという状況は、脳科学的には、扁桃体に嫌悪や拒絶を引き起こす情報がインプットされ、脳下垂体へ症状のきっかけになる分泌物をまき散らす命令が行くと説明できるかもしれません。

臨床においては、簡単な拒絶反応なら、対象を何かしらの方法でサンプル化し、扁桃体の調整を行えば正すことができるでしょう。

不耐性には酵素が関わり、アレルギーは免疫系統の現象とされています。

 



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この本で取り上げられるのは


人間アレルギー



という現象です。

 


 

 

鼻水、くしゃみ、眼が赤くなる、全身だるい、、



 

こういった症状の原因は、今では花粉アレルギーが主な原因になっていることが多いと認識されています。

 



 


不安感、意欲低下、鬱状態、睡眠障害、パーソナリティ障害、強迫性障害、、これらに該当する場合、あまり認知されていませんが、人間アレルギーの可能性があるようです。

 




 

人間アレルギーは、著者の定義によれば、

 

 

排除する必要のない他者を異物とし、心理的、行動的拒絶、排除や攻撃を行う。

 

 

というものです。

 

 

免疫反応は、

1      異物としての認識

2      拒絶と攻撃


があり、人間アレルギーもこれにのっとっています。

 



 

アレルギーとはあるものに対する異物認識の過剰状態です。本来排除する必要のないものを異物と認識し、拒絶反応が生じるのです。

 

 


ある特定の物質が異物として認識されてアレルゲン化されることを「感作」といいますが、一度始まるとアレルギー反応による抗体や免疫物質が元になり、更なるアレルギー反応を起こし、新たな抗体、免疫物質を生み出すということを繰り返すようになります。

 

 

アレルギー反応を起こす人が複数のアレルゲンを持つことが多いのはこういったことからでしょう。

 

 



そして、これは人間にも当てはまり、ある人物へのアレルギーが起き始めると拒絶反応はますます強くなり、関係が悪くなり、発展すると憎悪や憎しみになります。

 

 

他人を異物とみなす基準があります。



 

自分を害する人か、ルールを共有できるか、関心を共有できるか。



 

これは、身近な人に当てはめてみるとわかりやすいです。

 

 

生活パターン、育ってきた価値観、日常のルール、共通の話題がある場合は、他人は異物化されにくいでしょう。



 

ゴルフの話をしているのにサーフィンの話をしたり、つらい気持ちを話しているのに説教や叱責を受けたり。

 

 

こういったことが上手くいかなければ、結婚してもすぐ別れるでしょうし、一緒に暮らしても上手くいかないでしょう。特に、譲れない基準がある場合、そこに抵触するなら即「異物化」が起こるでしょう。

 

 

 

アレルギー反応は拡大し、それまでは平気だった他人や家族、親しい友人にまで及び、そのアレルギーは自分にまで向かうことになります。

 




自分を肯定できず、悪い所ばかりが目に付くようになり、欠陥だらけで取り柄のない、愛を受け入れる価値のない人間とみなすようになります。

 

 

これは卑屈で、ネガティブな態度を定着させ、何をしても安心できず、チャンスが来ても、成功がすぐ目の前にあっても遠ざけてしまう人格をつくります。

 

 


人間アレルギーの人は、ネガティヴな情動が過剰になるので、人間関係を上手く維持することができなくなってしまい、他人に対し不寛容で、潔癖になってしまい、悪い所ばかりが目に着つくようになってしまいます。

 


他人に安心感を持てず、不安感を常に抱くならば、ネガティヴな情動は強まっていきます。ネガティヴな情動は危機回避の本能だからです。



 

 

危機回避は、心が持つ免疫システムであり、恐怖や苦痛の体験となる人物が記憶されるだけでなく、その状況が嫌悪の体験になるので、その場面を連想させるもの全てが回避、戦闘の準備を身体にさせることになります。

 


 

心には様々な防衛システムがあるようです。




強い嫌悪を覚える出来事を忘れようとする「抑圧」。

現実よりも夢で受け入れやすいかたちにする「置換」。

攻撃対象を憎むことを避けようとする「自己化」。

親や家族を理想化し、過剰な孝行する「反動形成」。

酷い苦痛が生じた時起こる「解離」。

 

 

 

 

出産時に肝炎ウイルスに感染した場合、無症状でウイルスを受け入れた状態にもかかわらず、ウイルスが体内にはびこるということが起こり、これを「キャリア」というようです。

 

 

 

同じようなことが人間にも言えるようで、幼い頃から世間から見ると異常だったり危険な状況で育った子供は、それらに危険を覚えずに逆に安心を抱くということが起こるようです。

 


 


父親が暴力的で母親に暴力を振るったりギャンブルや借金の問題を抱えながらも、父親をどこかで求める場合、付き合う男性が父親に似たタイプだったりします。

 



 

著者は、愛情が持続的な愛着になるのは、オキシトシンの分泌によるものとしているが、生理学的要因を超えた精神作用により、愛情が不安定になっても関係が続きやすくなるといいます。

 


 

 

律儀で義務感が強く、捨てられない性格と思い込む

強迫性パーソナリティ

 


 

誰かと一緒でなければ生きていけないと思い込む

依存症パーソナリティ

 

 

いわゆるダメな男に依存する女性というのはよく見かけますが、なにかしらの精神作用が働いているのでしょう。



 

人間アレルギーの克服のカギは、異物化を抑える愛情、「愛着」であり、この働きを強化することで人間アレルギーは克服できるのではとのこと

 

 



 

確かに、個人的には「育ちの良さ」という言葉で私が連想するのは、小さい頃からピアノやバレエを習い、箸より重い物は持ったことはないお嬢様というよりは、適切な愛情を注がれて、下品な冗談や世間からは外れているようなルールも受け入れる容量の大きさを持つ人です。

 

 

 


著者は、人間アレルギーの予防と克服には共感性と自己省察力が重要とし、相手の立場に立って考えることができる人は自分自身を振り返ることもできるといいます(どっちもできてないかも!)。



 

 

この2つの能力がない場合、不快な体験をした時に自分の主張や思いにしがみつき、頑なに変化を拒み、他人は嫌なものだ、あてにならないものだとして人間アレルギーを強めるようです。

 

 

 

施術師としては、どうなんでしょう。精神科医でもユングのように転移逆転移が頻繁で、患者さんと関係を持ったり、ライヒのように積極的に患者さんと性的関係を持ったりというのは極端化もしれませんが、相手の立場から感じるくらい共感するのは危ない感じがしますね。

 



 

 

同業者では職人的な人間アレルギー持ちで全く振り返らないのようなタイプも結構いますが、施術しながら自分をセラピーしていたり、影響を受けないよう意識的に間合いを取っていたり。距離感はそれぞれ丁度いい所があると思います。






人間アレルギーが酷いと、現前する体験を 充分経験できず、豊かな人生は送ることができないでしょう。




臨床では、アレルギー反応や、情報の問題で他人からの影響というのはよく出ますが、人間アレルギーというのが花粉症のように認知されるようになると、花粉症のように自己暗示で人間アレルギーだと自己認識し、そのようになる人が増えそうなので、そんなのもあるんだなぁくらいに思っておくのがいいかもしれません。




人間、病名が付くと自分で病気にしてしまいますから。

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